文書作成日:2022/04/12
4月以降の雇用調整助成金の特例措置と申請内容の確認強化
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、雇用調整助成金に特例措置が設けられ、特例措置の延長が繰り返し行われてきましたが、今回、この特例措置が2022年6月まで延長されました。また、4月以降の休業について申請内容をより適正に確認する取組みが始まりました。
[1]延長された助成内容
特例措置として設けられている内容のうち、6月30日までの助成率と1人1日あたりの上限額は下表のとおりです(2022年3月までの水準から変更なし)。
表 6月30日までの雇用調整助成金の内容
制度の見直し等の都度、支給申請様式が変更されています。そのため、申請の際には、厚生労働省のホームページから最新の様式をダウンロードして利用しましょう。
[2]強化される申請内容の確認
4月以降の休業にかかる申請から、申請内容の確認が強化されることになっており、以下の3点を中心に実施されています。
不正受給への対応が厳格化され、厚生労働省は、不正受給を行った事業所名等の積極的な公表、予告なしの現地調査のほか、捜査機関との連携強化を行うとしています。また、不正受給は、刑法第246条の詐欺罪等に問われる可能性があります。助成金を活用するときは今後も適正な申請を行いましょう。
■参考リンク
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。